楽毅名言集

前回に続き、宮城谷昌光氏の「楽毅」から心に残った箇所を書き残しておきます。太字は特に気に入ってるもので、一部はツイッターでも紹介しました。

第一巻から(ページ数)

つまり明るい想像は、その想像に固執すると、暗い妄想に変わりかねない(127)

一城の守将の心をつかめば、やすやすとその城は手に入り、一国の君主の心をとれば、おのずとその国はころがりこんでくる。人心を得るほうが利は大きいのである(144)

真の名君は、臣下に聴き、臣下を信じ、臣下をうやまう人である(275)

驕る者は人が小さくみえるようになる。同時に、足もとがみえなくなったことに気づかない(290)

めくばりは自分にもおこなわなければならない。それが内省というものである。人は神ではない。万能でなく、人格も完璧ではない。むしろ欠点のほうが多い。その認識から発して、徳望の高みに一歩ずつのぼってゆく努力をしなければならない(336)

この世で、自分が自分でわかっている人はほとんどおらず、自分がいったい何であるのか、わからせてくれる人にめぐりあい、その人とともに生きたいと希って(ねがって)いるのかもしれない(407)

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「隗より始めよ」

「王必ず士を致さんと欲せば、先ず隗より始めよ」

という言葉があります。王が人材を求めたいのならば、まずこの郭隗にお仕えなさい、という意味です。これは中国、戦国時代の人物・郭隗の言葉であるのですが、言うなれば、強烈な自薦の言葉です。

燕という国が戦国時代の中国にありました。隣に太公望がひらいた斉という大国がおり、国内の政治が乱れていたことも手伝い、燕の領土の大半はこの斉に占領されている状況でした。そういった状況下で王に即位した昭王は、「どうすれば優秀な人材を集め、国を立て直すことができるだろうか」と、家臣の郭隗に尋ねるわけです。すると郭隗は次のような譬え話をします。

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