外務省委託「平成24年度 国際機関向け人材育成研修コース」

調子に乗ってもういっちょ更新します。といっても全然ジャンルの違うトピックでしかもこっちはコピペですが。

国際協力関係のメーリスで流れてきました。国際機関目指す人はこういうコースを受講しても良いと思います。というか自分が受けたいぐらいですが、こういうのは広島平和構築人材育成センター(HPC)がやってる平和構築人材育成事業(こちらも外務省委託)もしかりで、日本でしか受講できないのが痛いところ(あとちょっと高いのが玉に瑕)。しかし日本にいる方は是非受講を考えてみてはどうでしょうか。

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★受講生募集のお知らせ★

【FASID】 外務省委託 「平成24年度 国際機関向け人材育成研修コース」

国際機関職員になるための採用試験対策から、国際機関の基本的な知識とスキル、
そしてキャリア形成支援に重点をおいた「国際機関職員を本気で目指す」人たち
のためのプログラムを実施します。

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エクアドル・ヤスニ国立公園について②

アマゾンの苗木(筆者撮影)

前回は主にエクアドルのアマゾンのことについて書きました。今回はヤスニ国立公園とその地下に眠る石油についてもうちょっと詳しく述べていきたいと思います。

ヤスニ国立公園を含めたアマゾンの熱帯雨林は生物多様性が高いだけではなく、その森林が二酸化炭素を大気に放出せずに封じ込めておくことができるため、地球の肺とも言われています。つまりアマゾンの下の石油を開発することは、生物多様性が壊されるだけでなく、森林伐採などが進むことで気候変動にも大きな影響を及ぼすと考えられています。さらには、この地域には未だ昔ながらの生活様式で暮らす先住民がいることも確認されています。

そういうことで、エクアドル政府のジレンマは環境・先住民の人権保護と開発の板挟みです。ヤスニ国立公園を保護すれば、その地下にある石油の開発はできない。しかしエクアドルの人口の1/3は未だに1日1.25ドル以下の貧困線での生活を強いられています。国の発展のためにも、貧困脱却のためにも、経済を強くしていきたい。そのためにも石油の開発は不可欠ということになるわけです。

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エクアドル・ヤスニ国立公園について①

アマゾンの石油漏れ跡地の写真(筆者撮影)

最近自分が大学院時代に書いた論文を整理整頓しようと思いまして,修士1年目に書いた論文から順番に読み返してみました。

最初のセメスターに「International Environmental Law and Politics」(国際環境法と政治)というコースをとり、ファイナルプロジェクトとして取り組んだのが題名のヤスニ国立公園についてでした。久しぶりの投稿なわけですが,最近ヤスニ国立公園についてのニュースをいくつか耳にしたので,これについて一筆とろうと思い立ったわけです。長くなりそうなのでいくつかに分けて投稿しようかと思います。以前の「自己紹介」の記事にもちらっと書きましたので、未読ならそちらも遠慮なく!

南米のアマゾンはご存知の通り複数ヶ国にまたがるとてつもなく大きな熱帯雨林なわけですが,その国のうちの一つがエクアドル共和国です。私は大学時代にエクアドルに半年間留学してて,その時にAmazonia Ecuatoriana(エクアドルのアマゾン)というクラスをとったことをきっかけに,アマゾンに興味を持ち始めました。このクラスの一環で,エクアドルの様々な識者の講演を聞く機会があって,その時にヤスニ国立公園のことを知ったのです。

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カニマンボ!

先週は体調を崩しておりました。多分ウイルス性の感染症かなんかで、突然高熱が出て、その後頭痛・腹痛・吐き気・喉と順番にやられていきました。今はもうほぼ完治しましたが、一人で異国で病気になるのは何回経験しても慣れない、辛い経験です。途上国にいる時は今まで以上に体調管理をしっかりしていきたいと思います。

それはさておき、今日はモザンビークでの言語と歌と踊りの話。

モザンビークの公用語はポルトガル語ですが、ポルトガル語を第一言語とする人は10%にも満たないそうです(8.8%)。第二言語とする人の比率も27%であり、いかに多言語な国かがわかります(CIA World Factbookより)。現地語の一つがシャンガーナ語と呼ばれる言語で、マプト周辺の人は結構これを話します。ちょっと郊外に行くとポルトガル語が通じず、シャンガーナ語しか通じないことも結構あります。

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子どもの幸せを願うがゆえに

今回はちょっと真面目なお話。

先日、二日間に渡るモザンビークの青年海外協力隊(Japan Overseas Cooperation Volunteers: JOCV)の総会に顔出させてもらいました。このJOCV総会は年二回やっているらしく、ちょうど赴任して1年ぐらいになる隊員が中間報告を行います。多分20人ぐらいの人が報告を行い、どれも興味深い内容だったのですが、その中でも特に印象に残ったJOCVの話を紹介していこうと思います。一応許可を取らせていただいたので、彼の報告をほぼそのまま載せます。

彼はモザンビークの孤児院が配属先で、いわゆるAt Risk Youth(家庭内暴力、育児放棄、家出などで住む場所がない子ども)やストリートチルドレンなどになってしまった子ども達の面倒をみたり、勉強を教えたり、一緒に遊んだりしてる隊員なのですが、活動していく中で一つの違和感を覚えます。

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A truly meaningful developmental project – 本当に意味のある国際協力とは

I’ve been thinking about the most appropriate way to execute project in developing countries because I’ve seen a lot of self-satisfied projects since I got here in El Salvador.

For example, in my town, there is a park built with the fund from some European organization. In this park, I can find many trashcans. However, the biggest problem of this town is trash. In other words, people just throw away trash anywhere, when there are in fact lots of trashcans. There is even trash collection service provided by the municipal government.

Why? Because this organization failed to teach local people how to use trashcans. There had to be some workshops in which the organization taught the importance of using trashcans. Also, the organization failed to collaborate with the local government to have trash collection trucks to pick up the trash.

What is left here is the sign that says “this park is built thanks to this organization.”

I could say that this project is a complete waste of time and money because I believe these types of projects are successful only when they are sustainable.

Is this project sustainable? No, because people already don’t use trashcans.

So the next question is…how can any project be sustainable? I believe the most important thing is to involve local people in projects.

In order to involve local people in your project, it is important to learn their way of thinking. You can’t just push your ideas and values. You have to learn their language, customs, traditions ets to gain their trust. Only after that, can you know their honest opinions. 

Then, they would listen to your ideas and start to cooperate. Some of them may become core members of your projects; in other words, they would continue what you are doing even after you are gone.

In my opinion, there are so many organizations that push their ideas to local people. These organizations don’t care about local people but just their own agendas.

I truly think developmental projects can’t be self-satisfaction.

It may be difficult to satisfy all the people; however, we have to try to satisfy as many people as possible.

 

(Japanese text follows)

 

本当に意味のある国際協力とは。これは自分がエルサルバドルに来てからずっと考えてることです。だって世の中にはあまりに自己満足な国際協力のプロジェクトが多いから。

例えば・・・、自分が住んでる町には、とあるヨーロッパの組織がお金を出して作られた公園があります。この公園には、これでもかというぐらい、多くのゴミ箱が設置されています。では、この町の最大の問題はなんでしょう?それはゴミ処理です。なぜかというと、この町の人々は(というかエルサルバドルの大半の人ですが)ゴミをゴミ箱に捨てません。公園でゴミ箱が5歩先にあるにも関わらず、ポイ捨てです。バスからもどんどんゴミを投げ捨てます。一回赤ちゃんの紙おむつをバスの窓から捨ててる人を見たときは、さすがに開いた口が塞がりませんでした。

話を元に戻しましょう。この町は、ゴミ収集車が月3回来てくれる、エルサルバドルの中では恵まれた町であります。にも関わらず、ゴミを近くの河に捨てる人さえいます。

なぜでしょうか?昔からの習慣というのはあると思います。聞いた話によると、昔人々が使ってたモノは基本的にポイ捨てしても自然に分解する素材でできていました。プラスチックなんてなかった時代の話です。しかし時代は変わり、今は飲み物の容器からスナック菓子の袋まで、ほとんどのモノがプラスチックでできてます。しかし、昔からの習慣を変えられない人々は、昔の習慣のまま、ゴミをポイ捨てし続けるわけです。

この習慣を変える最大のチャンスは、このヨーロッパの組織がゴミ箱付きの公園を作ったときにありました。ゴミはゴミ箱に捨てるものであり、この公園のゴミ箱を最大限に利用すべきだ、というワークショップを、公園建設後に行えばよかったからです。しかし彼らはそれを怠りました。ゴミ収集車に、公園のゴミ箱のゴミを収集するような配慮も怠りました。残ったのは「この公園は〇〇という組織のお陰でできました」という自己満足の看板だけ。

この観点で見れば、このプロジェクトは完全にお金と時間の無駄と言えましょう。なぜならこのプロジェクトは持続可能ではないからです。

公園建設(ハードもの)ということで、基本的にもともと持続可能なプロジェクトではないわけですが、持続可能にできたのにそれを怠ったと言えましょう。

では、どうやったらプロジェクトは持続可能になるのか。特にソフト系のプロジェクトでは一番大切なのは地元の人をプロジェクトに巻き込むことです。

では、どうしたら地元民にプロジェクトに参加してもらえるのか?それは、彼らの考えを学ぶところから始まります。なぜゴミをゴミ箱に捨てないのか?なぜゴミ収集車を利用しないのか?といった考えはドコから来るのか。それをせずに、「ゴミを捨てるな!」と何度叫んだところで、それは意味をなさないでしょう。自分の考えだけを相手に押し付けては相手は心を開いてはくれません。心を開いてもらうためには、彼らの言葉を学び、習慣を学び、伝統を理解しようとしなければいけません。

そうやって心を開いてくれる人が増えてくれば、自分の考えてに同調してくる人もでてくるでしょう。そういう人こそが、自分がいなくなった後も、プロジェクトを支えてくれるのです。

自分の考えとしては、多くの組織は自己満足のプロジェクトしかできてないと思います。地元の人のことは対して考えずに、自分の考えだけを押し付ける。

特に国際協力では、というか、海外で行ういかなるプロジェクトも、こういったことは大事だと思います。

全員を満足させることは難しいかもしれません。でもより多くの人を満足させることを、私たちは常に忘れてはいけません。